イタリア旅行ツアー予約。ルネサンス美術の発生地フィレンツェ情報局

イタリア・フィレンツェで生まれたルネサンス美術。イタリア旅行ツアーの予約におすすめな旅行会社をご案内します。フィレンツェの観光スポットや、ルネサンス時代の絵画や建築・彫刻について触れていきます。

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12

3月

レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知(ウフィツィ美術館)絵画解説

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知(ウフィツィ美術館)絵画解説

レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知(ウフィツィ美術館)絵画解説

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年-1519年)

<受胎告知>

1475年ごろ 
テンペラ 油彩 板 98×217cm
ウフィツィ美術館所蔵

レオナルド・ダ・ヴィンチがヴェロッキオの工房で学んでいたころの作品です。

もともと<受胎告知>はフィレンツェのモンテオリベート修道院にありましたが、
後にウフィツィ美術館に移されました。

<受胎告知>は当初ギルランダイオの作品とみなされていましたが、

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の特徴である、
背景のぼかしによる遠近感、人物の動きのしなやかさ、
細部にまで行き届いている描写などがうかがわれ、
確かにレオナルドの作品であると断言できる作風で完成されています。

<受胎告知>はレオナルド・ダ・ヴィンチの若いころの大作です。

しかし、天使の足元の植物、背景の奥にいくほどかすんでゆく、ぼかしによる遠近法、
など、若いころからすでに晩年の作風がかいま見て取れる絵画です。

<受胎告知>のテーマは数多くの画家により描かれてきた、聖書の一場面で、

大天使ガブリエルが、聖母マリアに神の子を授かったことを告知する心理劇がテーマとなりますが、
レオナルド・ダ・ヴィンチの<受胎告知>は他の画家とは一風変わった演出で描かれています。

たいていの画家は、この突然の不思議な告知に聖母は内心とても驚いているように

表現されていますが、
レオナルド・ダ・ヴィンチによる作品の聖母は、
わずか両手の微妙な表情に表されているだけです。

天使に注目してみると、ちょっと面白いです。

まず、羽の大きさ。天使の大きさからみられる体重は、
描かれている羽の大きさではとても飛び立つことはできないでしょう。

そして、左手に持っている百合の花。

百合は聖母の純潔さを暗示しているため、
<受胎告知>のテーマ・作品では必ずといってもいいほど登場します。

そして、レオナルド・ダ・ヴィンチによる百合の花は

他の画家の作品と比べると、とても緻密にリアルに描かれています。
植物の素描を数多く描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの
鋭い観察力が<受胎告知>では見ることができるのです。

補足ですが、レオナルド・ダ・ヴィンチの<受胎告知>は聖母の遠近感が少しズレてます。

聖母の右手をよ~く見てみると、なんとなくわかると思うのですが、
体は奥に行きながらも、右手だけ妙に長く近くの物体手前に来ています。
しかし、右手が長い描き方は失敗したのではなく、計算されて描かれているのです。
<受胎告知>が修道院に飾られていたころに、
巡礼者が絵画を見るとき、絵画を右手前から人々が目にすることを考えて、
わざと遠近感をだして目の錯覚を利用しているのです。

ところで<受胎告知>は東京・国立博物館にやってきましたが、

みなさんは鑑賞されたでしょうか?
私は美術館めぐりがすきなのでもちろん行きましたが、
<受胎告知>の絵画周辺はハンパなく混雑していました。
書籍で絵画を見るのもいいですが、
やはり、本物を目の前にしたときの感動は印刷物にはかないませんね♪

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Tags: レオナルドダヴィンチ受胎告知, 受胎告知フィレンツェ, 受胎告知絵画

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21

2月

イタリア歴史・ルネサンス美術の特徴

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イタリア歴史・ルネサンス美術の特徴

●絵画

●建築

中世ヨーロッパ文化の基調はキリスト教にありました。

中世の美術は教会・修道院建築と、それらに付属する絵画・彫刻を中心に発展しました。

10~11世紀、修道院の発展に応じてロマネスク様式が流行し、12世紀に最盛期を迎えました。

ヨーロッパ中世社会、人々のものの考え方、感じ方に大きな変化がうまれました。
人間生活にかかわるあらゆる分野の革新がめざされ、古代の古典文化が模範と考えられました。
それは古典主義の始まりであり、古代・ギリシャ・ローマの芸術を最高のものとしたのです。
古代の芸術についての研究が始まり、その人間性解放の文化革新運動はルネサンスとよばれ、
ルネサンスは14世紀から16世紀にかけてイタリアをはじめ、ヨーロッパ各地に展開しました。

ルネサンスとはイタリア語のリナシメントの翻訳で「再生」「復活」「復興」を意味するフランス語です。

14世紀、イタリアでは文学の分野で古代の伝統の再生(ルネサンス)がおこりました。
ダンテ、ペトラルカ、ボッカチオらが古代ローマ作家たちの作品を手本にしつつ自らの作品に生かしました。
美術の分野ではローマの石棺レリーフを参考に古代の造形が彫刻に反映されました。
絵画の分野ではジョットが中世まで表現されていた平坦な人間像に重感を与えました。

13世紀から14世紀にかけてフィレンツェで始まったルネサンスは、

自然や、人間をよく観察した美術であり、人間がありのままに表現されるようになったのです。
しかし世紀半ば黒死病(ペスト)のまんえんによりルネサンスの展開は一時中断されてしまいました。

ジョットをはじめとする画家たちは、自然主義的な考え方を基本とし、古代の伝統が積極的に取り入れられ、

遠近法をはじめ、数学と芸術がもっとも近づいた時代といっていいでしょう。

人体の筋肉や骨格を考慮した人体表現や幾何学的遠近法(透視画)を使用した画期的革新が行われました。

14世紀初期ルネサンス絵画は、平面の二次元的表現を改め、立体的な三次元空間を表現しようとしました。

16世紀中ごろ、フィレンツェの画家ヴァザーリが「美術家列伝」という書物を残しています。

そこには芸術家の生涯が書かれています。
ヴァザーリは古代では美術は最高の域に達していると記していますが、
中世にはいり、古代の美術が根こそぎ取り除かれ、芸術の暗黒時代が始まったと言っています。
しかし、やがて古代の芸術を見直そうという動きが始まり、ルネサンス美術に至ったと書き記しています。

フィレンツェ、当時小都市国家は1401年、洗礼堂のブロンズ扉のコンクールを行いました。

そのコンクールは「イサクの犠牲」という旧約聖書の主題をテーマにしたものです。
ブルネレスキとギベルティが勝利を争いましたが、勝者はギベルティに決まりました。
(そしてブルネレスキは建築家へと転向しました。)
この時、初期ルネサンスが始まったといっていいでしょう。

ルネサンスの時代背景にかかせないのがパトロンの存在です。

パトロンとは富裕な市民や君主たちが芸術家を支援するもので、それは教会や都市、自身の邸宅の装飾活動を促しました。
宗教画が主だった時代、中世以来の神学が見直されるに及んで神話画も描かれるようになりました。
それを促進したのがパトロンであり、なかでもフィレンツェのメディチ家は最も有名です。

15世紀末、メディチ家の当主ロレンツォが他界すると政治は混乱し、美術の分野にまで陰りがみえはじめました。

その一方、ローマでは世俗の教皇たちによる宮廷化が進み、バチカン宮の装飾のためにすぐれた芸術家を必要としていました。
そして盛期ルネサンスの巨匠とよばれるレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロの三人のうち、
ラファエロとミケランジェロがローマへと向かったのです。

1490年頃から1520年頃まで、この間絵画の空間表現・人体表現への挑戦は頂点にまとめ上げられました。

遠近法による空間表現はよりリアルなものとなり、
人体表現は解剖学を前提とし、それにより量感をもった描き方に変わりました。
その特徴をもつ絵画が描かれた時代はルネサンスの古典主義時代と呼ばれ、
その立役者は万能の天才と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチにより絵画は最高潮に達したのです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロは西洋美術に欠かせない人物であり、

盛期ルネサンスの代表的人物です。




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21

2月

イタリア建築の歴史

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イタリア建築の歴史

大円蓋(ドーム)と内部のモザイク画とを特色とする ビザンツ式建築 。
代表的なものに、コンスタンティノープルのセント=ソフィア聖堂、
ラヴェンナのサン=ヴィターレ聖堂、ヴェネツィアのサン=マルコ聖堂などがあります。
教会堂の平面プラン・・・正十字形(ギリシア十字形)

11~12世紀になると、石造の半円筒形の天井を支えるために柱や壁を厚くし、

窓は小さく、重圧感があるロマネスク様式へと変わりました。
内部にはフレスコ画などの装飾が多く、
修道院聖堂・ ピサの大聖堂などがその代表例です。

13~15世紀。尖塔と高い天井をもち、細長く大きい窓を

ステンド=グラスで飾ったゴシック様式へとかわりました。
ロマネスク式が重厚で水平感のあるのに対し、
ゴシック様式は軽快で明るく垂直感が強い印象をもちます。
教会堂の平面プランはロマネスク様式と同様、
長十字形(ラテン十字形)が基本です。

ゴシック様式に変わりギリシア・ローマの様式をとりいれた

ルネサンス様式。
代表的なものに15世紀にブルネレスキが建造した
フィレンツェのサンタ=マリア大聖堂のドームや
ローマのサン=ピエトロ大聖堂などがあります。

初期ルネサンスの建築:

1401年、フィレンツェでサン・ジョヴァンニ洗礼堂のブロンズの門扉の制作のためのコンクールが行われました。
 コンクールにはブルネレスキとギベルティが最終選考に残り、ギベルティが勝利しました。

 それ以前のこと、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の建設の着工は1296年。

 ヨーロッパの中でも豊かな都市に発展したフィレンツェにふさわしい大聖堂を建てようとしたのが最初の目的でした。
 そして横に建つ鐘楼は1334年にジョットにより設計されました。

 大聖堂は15世紀のはじめ、ドームと正面以外は完成されていましたが、

 大聖堂の大きさからドームの完成は不可能ではないかともいわれていました。

 そこで、サン・ジョヴァンニ洗礼堂の勝負で負けたブルネレスキは

 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の円蓋設計の依頼を受け、
 不可能ではないかとされていた円蓋の完成を二重殻構造という設計で完成させました。

 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はルネサンスの象徴となったのです。

 ブルネレスキはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の他にも、

 フィレンツェでは、サン・ロレンツォ聖堂、サント・スピリト聖堂も手掛けています。

 ブルネレスキの建築理念はアルベルティに継承されます。

 アルベルティは「絵画論」「彫刻論」などを書いていますが、建築においてもみずから設計に携わるなど、
 ルネサンス建築において欠かせない人物です。
 フィレンツェではサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の改造に携わっています。

絵画においても同じことが言えますが、

15世紀イタリアの建築や彫刻において、狭義にいうと、古代ローマの様式や人体比例理論が復活したと言えるでしょう。
そして広義には、中世の時代、神が中心であった動物に等しい人間の存在が、
世界の中心ともなった「人間性」の復活の意味が大きくあります。




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1月

ボッティチェリ 作品 グッズ販売・購入(春/プリマベーラ・ヴィーナスの誕生)ウフィツィ美術館所蔵 イタリア

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ボッティチェリ 作品 グッズ販売・購入(春/プリマベーラ・ヴィーナスの誕生)ウフィツィ美術館所蔵 イタリア

ボッティチェリ 作品 グッズ販売・購入(春/プリマベーラ・ヴィーナスの誕生)ウフィツィ美術館所蔵 イタリア

ボッティチェリ 作品 グッズ販売・購入(春/プリマベーラ・ヴィーナスの誕生)ウフィツィ美術館所蔵 イタリア

 
ボッティチェリ 作品 グッズ販売 ヴィーナスの誕生 タロットカード
78枚構成の美しいタロットカード。イタリア製。日本語の解説小冊子付き。
ボッティチェリ 作品 グッズ販売 トランプ4点セット
トランプゲームとしてだけでなく、インテリアとしても楽しめます。贈り物としても喜ばれそう☆
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ボッティチェリの絵画をはじめ、モナリザなど、名画10作品がシルバーブレスレットになりました。とても上品なセンスの光るアクセサリーです。
 
 
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ボッティチェリ 作品 グッズ販売 アドレスブック
ルネサンス絵画が楽しめる、アート好きの方なら持っておきたいコンパクトなアドレスブックです。
ボッティチェリ 作品 グッズ販売 ヴィーナスの誕生 彫刻
俊英彫刻家奈部雅昭氏作のブロンズ彫刻。インテリアにどうぞ。贈り物としても喜ばれそうです☆
 



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21

12月

ボッティチェリ 春(プリマベーラ) (ウフィツィ美術館)絵画解説

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ボッティチェリ 春(プリマベーラ) (ウフィツィ美術館)絵画解説

      
ボッティチェリ 作品 春(プリマベーラ) ウフィツィ美術館所蔵 絵画解説
ボッティチェリ(1454年~1510年)
本名:アレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリぺーピ

<春(プリマベーラ)>

1478年ごろ 
テンペラ 板 203×314cm
ウフィツィ美術館所蔵

ウフィツィ美術館の数ある名作の中でも最も人気があり、中心的存在にあるのが、、

ボッティチェリの第10~14室にある初期から晩年にいたるまでの世界最大規模ともいえるコレクションです。

<春(プリマベーラ)>は、言うまでもなく、ボッティチェリの代表作。

この作品のためにウフィツィ美術館を訪れる人も多いようです。
プラトン哲学とキリスト教を融合させた、新プラトン主義から生まれた絵画であり、
等身大の人物を描いた、古代以来はじめての大型サイズの神話画です。

ボッティチェリはフィレンツェのオニサンティ通りに生まれました。

父親は皮なめし職人で、ボッティチェリは4人兄弟の末っ子です。

本名はアレッサンドロという名なのですが、生まれた当時からサンドロ・ボッティチェリ、

またはボッティチェリと呼ばれていました。

なぜボッティチェリと呼ばれたのか?という名前の由来は、二つの説があります。

一つ目は、金細工師だった兄アントニオの工房で見習いをしていたため、工房で銀細工師を呼ぶときの、
ボッティチェロという言葉がなまって、ボッティチェロとなったという説。
二つ目は長兄のジョヴァンニが大酒飲みで、樽のように太っていたため、
小さな樽を意味するボッティチェロのあだ名がつき、
長兄の弟たちもボッティチェロと呼ばれるようになったという説です。

画家・彫刻家のジョルジョ・ヴァザーリ(1511年~1574年)が著した「芸術家列伝」(1550年)によると、

息子、ボッティチェリの将来を心配した父親は、
ボッティチェリを金細工師の工房に奉公に出しました。
このころ金細工師と画家は密接に仕事をしていたので、
おそらくボッティチェリは金細工よりも絵に夢中になり、
そして画家に転向したのではないかと知られています。
その後、ボッティチェリは15歳でフィリッポリッピに師事します。

フィレンツェという名は、古代ローマ人が「花の女神フローラの町」と呼んだことから生まれたもので、

巨大なドームからなる大聖堂・町のシンボルも、
花の聖母大聖堂(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)と名づけられています。
フィレンツェが花とゆかりのある町であることから、ボッティチェリはそこで生まれ育ったためか、
絵画にはバラやユリをはじめ、たくさんの花が描かれています。
線による繊細な感情表現がみれるのがボッティチェリの描く絵画の特徴です。

<春(プリマベーラ)>には、古代の神々が登場します。

中央のヴィーナスが愛の女神。知性を感じさせます。
右の三人は西風の神ゼフィロスと口から花をこぼれさせた美の女神・妖精のクロリス、花の女神フローラ。
花の女神フローラ(プリマヴェーラ)はヴィーナスの花であるバラを撒きます。
キューピッドが恋の炎のついた矢でねらいを定めている左の三人が、愛と貞節、美をあらわす三美神。
左端で帽子をかぶっているのが神々の使者メルクリウスです。

<春(プリマベーラ)>の主題はともかく、

大切なのはそれまで異教的存在としてしりぞけられていた古代の神々が
積極的な意味をもって再登場してきたことと言えます。
新プラトン主義と結びつき、より優美に、より神秘的に、見るものを優雅な気持ちにさせるのです。

<ヴィーナスの誕生>と共に、<春(プリマベーラ)>の二つの作品は、長い間秘蔵されており、

メディチ家の別荘カステッロからウフィツィ美術館に移された1815年以降に研究が始められました。
そして、1981年に行われた修復により、草原には40種類を超える500本の植物が描かれていることがわかりました。
ボッティチェリはルネサンスの画家のなかで画面に写実的な植物を非常にリアルに描いた第一人者といっていいでしょう。
ボッティチェリの植物を描く際の表現の正確さには驚くべきものがあり、とても美しく、
神話という想像の世界となんの違和感もなく溶け合っているさまは、とてもすばらしいものがあります。
ヴィーナスの象徴であるバラは、かなり早い時期の八重咲きの品種のようです。

メディチ家の象徴であるオレンジは結婚を意味し、ロレンツォの名を暗示する月桂樹が大小二本あることから、

<春(プリマベーラ)>はロレンツォ豪華王が又従弟のロレンツィーノの結婚祝いに送ったものとも推測されています。
ロレンツォの又従弟にあたるロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコ・デ・メディチ(通称ロレンツィーノ)
と、ピオンビーノの領主の娘セミラミデ・アッピアーニとの結婚の記念に描かれた可能性が高いといわれています。
「結婚」「愛の神秘」「愛の勝利」「愛の炎」など、数百本の植物の花言葉を暗示させる、
結婚を祝ったプレゼントとして描かれたのでしょうか?

ウフィツィ美術館の中庭に並ぶ柱には、ルネサンス期のフィレンツェで活躍した芸術家の肖像が収められています。

しかしボッティチェリの肖像はありません。
なぜなら、ボッティチェリは当時はあまり評価されないままこの世を孤独に去り、19世紀末に再評価されたからです。
生まれのオニサンティ通りにはオニサンティ聖堂があり、ボッティチェリは死後ここに葬られています。

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