動物好きで、とくに鳥を愛し、
鳥(ウッチェロ)というあだ名で呼ばれていました。<サンロマノの戦い>
1432年のシエナとフィレンツェの戦いを絵にしたものです。
(フィレンツェ軍の勝利)シエナの指令官が槍に突かれています。
ウッチェロらしいボリューム感が見事に表現されている絵画です。
15世紀になると初期ルネサンスの時代にはいりますが、
初期ルネサンスの中心的要素となったのが「線遠近法」(透視図法ともいう)です。
ウッチェロは遠近法の研究に熱狂的にうちこみ、
それは昼夜を問わず幾何学的図面に向き合い、
野蛮人のようになってしまったと伝われているほど、
遠近法の魅力にとりつかれ、
遠近法なしでは語れない絵画を完成させました。
その遠近法は、
地上に落ちた槍や、馬たちの表現にみられます。<サンロマノの戦い>は3部作からなっており、
一つはロンドン(ナショナル・ギャラリー)、もう一つはパリ(ルーブル美術館)、
そしてウフィツィ美術館の作品が中心部にあたります。
そこで、3部作どの作品を見ても、血まなぐさい場面は全く無く、
まるで遊園地の木馬を思わせるような子供の夢みる世界観あふれる作品になっています。
ウッチェロは正確な輪郭線で人物や馬を描きましたが、
夢想家の気質も、もちあわせていたのです。
実際、ウッチェロは21世紀に入り、
特にシュールレアリストたちによって、「夢の画家」として再評価されるようになりました。
遠近法に関してウッチェロの、のちの画家をあげるなら、
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